バナナの皮 上から踏むか横から踏むか
こんにちは、こまちぉです。
遊び人クエストで、遊び人になる為ジュレットの町に行き「バナナの皮が落ちてるから絶対に踏むなよ！いいか絶対にだ！頼んだよこまちぉっち～」とハイセンスなあの人に言われて町の高台に上がると「さあ…どうした！踏めよ…踏んでみろよ！」っと立ち塞がるバナナの皮、又の名を黄色い悪魔。
＜踏んでみますか？＞
はい
いいえ
シンプルなYES or NOの問いに、なんとなくこのままの状態で考えこんでしまった。
たたみます
いやたたまれてるのか？これで合ってる？なんかバシッとたたみますって決めてるとカッコいいと思って雰囲気と勢いで言ってみたけどやっぱり慣れない事はするもんじゃないなと思いましたが先程たたまれました。
さて、では改めて遊び人のクエでバナナの皮を踏むか踏まないかの話ね。
勿論ゲームのクエストだからバナナの皮を踏まない事には話が進まないのだけども、例えば人生においてどちらか一方を選択する分かれ道がある。言わばターニングポイント。それを選択してきた結果、当たり前だけど今現在の自分が存在している。
人は選択の中で生きている
朝スマホのアラームで起きて朝ごはんを食べて支度して仕事をして帰宅する。人が一日に選択する数は、そんな日常の中でおよそ９０００回と言われている。「え？ちょｗｗｗそんなに決めてねぇしｗｗｗ」っと思っちゃうけど細かい事を入れるとそんな感じなのかなーって思う。
そんな数多くの選択肢の中には、今後の人生を左右するターニングポイントがある。悩んでも悩んでも答えなんか見つからないけど目の前にYES or NOというナイフを突きつけられ半ば強制的にカードを選ぶ。「あ～あの時違う答えを出してたらきっと今とは違うんだろうな～。あの時俺が引いたのはjokerだったんかな…」なんて考えてしまうのかも知れない。
ゲームではセーブが出来ていくらでもやり直せる
ドラクエ10はご存知オンラインだから自分でセーブなんて出来ないけど、名作ドラクエ5とかはセーブシステムだったから、カジノでメダルをいくら擦ろうがリセットボタンという別名<神の右手悪魔の左手>という念能力を使い何度でもメダル大量からやり直せる。しかし現実はそんなセーブシステムなど存在しなく、やり直しなど効かない二者択一をする。現状に不満があったりすると選んでない方に可能性を見出してしまう。
そう可能性。
二者択一の選ばなかったカードには可能性が秘めている。
ドラクエ5で二者択一と言えばビアンカとフローラの件が究極すぎるターニングポイント。
私はキャラにドップリ感情移入してしまう館だから、ビアンカ以外考えられない。あれを初見でフローラを選べる鉄の心を持った奴なんてそうそう居ないだろう。いや居ないハズ！
しかし2周目とかやると、じゃあ今度はフローラを選んで子供達の髪の色を青くしよーって思っていざ選ぶ場面になると、夜のお城に忍び込んでドキドキした思い出や小さかったゲレゲレがフラッシュバックをしてビアンカを選んでしまう。
もういい加減3周目こそと思ってもやはり選ばれるビアンカ花嫁。ドラクエ5において私はもし相手がフローラだったらなという想いを一生背負い、ビアンカの呪いに永遠と苦しめられると思います。
今回の遊び人クエストもゲームだからバナナの皮を踏むという選択をする。
でも仮に現実で「ちょっとイオンの１F紳士服売り場の前にバナナの皮が落ちてるから踏むなよ？絶対に踏むなよ？」っと言われたら踏むだろうか？いやほとんどの人は踏まないでスルーするだろう。でも踏むというもう一つの選択肢には、もしかしたら凄い可能性があるのかも知れない。普通に考えたらそんなのありえないけども、昔から＜風が吹けば桶屋が儲かる＞理論がある。自分だけではなくて周りに何かしらのアクションが起きて、それが巡り巡って最終的には世界平和に繋がるバタフライ効果があるのかも知れない！そんな風に素敵な物語が始まるかも知れない！さあ勇者よ！イオンの中のバナナの皮を踏み可能性の海に飛び込もうではないか！！
でも仮にイオンにバナナの皮が落ちていたら私は踏まないですね。
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